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リアルな暑さに即して進化!熱中症特別警戒アラート

青空に強い日差しが輝き、白い雲が点在する穏やかな空の風景

7月も終盤に入り、全国的に梅雨が明けて連日のように厳しい暑さが続いています。


暑さへの対策が本格化する時期ですが、みなさんは今年度(2026年度)から「熱中症特別警戒アラート」の運用が少し変わったのをご存知でしょうか?

 

現在、国が発表する熱中症の注意を呼びかける情報には、危険度に合わせて2つの段階があります。基準となるのは、気温だけでなく湿度や輻射熱を考慮した「暑さ指数(WBGT)」です。

 

【熱中症警戒アラート】

暑さ指数が「33以上」と予測される場合に発表されます。普段以上の熱中症対策(こまめな水分補給やエアコンの適切な利用)を呼びかけるものです。

 

【熱中症特別警戒アラート】

暑さ指数が「35以上」という、過去に例のない危険な暑さが予測される場合に発表される最高レベルの警報です。重大な健康被害が生じる恐れがあるため、イベントの中止や延期などを検討するレベルの強い警戒情報となっています。

 

2024年度にこの「熱中症特別警戒アラート」が新設されて以降、実は過去2年間、全国で一度も発表されたことがありませんでした。


その理由は、従来の発表基準が「都道府県内のすべての観測地点で日最高暑さ指数(その日に最も高い暑さ指数)が35以上になると予測されること」だったためです。つまり、街中がどれだけ猛暑でも、同じ県内にある「標高の高い涼しい地域」の予測地点が1箇所でも入っていると、発表基準を満たさないという実態とのズレがありました。

 

そこで、今年度(2026年度)のシーズンから運用基準が見直されました。

過去のデータをもとに、軽井沢や奥日光など全国13県24箇所の高地にある観測地点を判定対象から除外することになり、より私たちの生活圏のリアルな暑さに即して発表される仕組みに進化しました。

 

ただし、基準が見直されたとはいえ、「特別警戒アラート」は命に関わるレベルの非常に厳しい基準であることには変わりありません。 この「特別」がつかない通常の「熱中症警戒アラート」であっても、十分に危険な暑さとなります。「特別警戒が出ていないから大丈夫」と油断せず、アラートが発表された段階でしっかりと警戒・対策を行うことが大切です。

 

本格的な猛暑が始まっている今だからこそ、無理のない範囲で汗をかける体に整える「暑熱順化(しょねつじゅんか)」の意識や、エアコンの積極的な利用で、暑さを乗り切っていきましょう。


具体的な取り組み方については、ぜひ過去の防災だよりを参考にしてみてください。

  • 初夏から始める熱中症対策(2025年5月)

 

【参考】

  • 令和8年度 熱中症特別警戒アラート等の運用開始について(環境省)

  • 気候変動適応法施行規則の一部改正について(通知)(環境省)

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