厳しい暑さの中で身を守るために!いまできる熱中症対策
- アールシーソリューション株式会社
- 3 日前
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令和8年7月28日に発生した熊本県での地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地震の被害に加え、被災地では連日厳しい暑さが続いています。
地震発生から一週間が過ぎた今、8,000人(8月3日14:00時点)を超える方々が避難生活を余儀なくされている状況であり、避難環境下における「熱中症」のリスクにどう対処していくかは非常に深刻な問題です。
災害時は、気温の高さだけでなく、断水・停電や不慣れな環境によるストレス、睡眠不足なども重なり、体調を崩しやすくなります。
(参考)自然災害時の熱中症のリスク要因(環境省)「熱中症環境保健マニュアル2022」 p.66

今回の防災だよりでは、避難生活の中で今すぐ取り組める熱中症対策について取り上げます。
水分補給や涼しい服装の工夫、日頃の暑さ情報(気温・湿度・暑さ指数(WBGT)・熱中症警戒アラートなど)の確認といった基本対策に加え、避難の状況に合わせて以下のポイントにもご注意ください。
1. 避難所で過ごすときのポイント
避難所には多くの方が集まるため、どうしても室温が高くなりやすくなります。また、プライバシーを守るための間仕切り(パーテーション)は、風通しを遮り熱をこもらせる原因にもなります。 さらに、仮設トイレの衛生面や混雑、移動の大変さから「トイレに行く回数を減らそう」として水分補給を我慢してしまうケースが多く見られますが、これは大変危険です。

空気の通り道を作る
床に直接座ったり寝たりする環境は熱がこもりやすくなります。段ボールやパーテーションがない状態でも、周囲の方と協力して窓やドアを2か所以上開け、風が通り抜けるラインを作りましょう。
水分は一口ずつこまめに
トイレの混雑や衛生面を気にして水分を我慢するのは非常に危険です。一気に飲まず、一口ずつこまめに口に含むだけでも脱水予防になります。
冷たい水で手を濡らす・つける
保冷剤や氷がないときは、手首や手のひらを冷たい水に1〜2分浸すだけでも体温を下げられます。濡れタオルで肌を拭いてあおぐのも効果的です。
2. 車中避難でのポイント
プライバシーの確保やペットと一緒に過ごすために車中避難を選ばれる方も多くいらっしゃいます。
しかし、狭く気密性の高い車内は短時間で驚くほど高温になるリスクがあります。

エンジンをかけたままにしない
長時間のエアコン使用は、エンジンのオーバーヒートや燃料切れだけでなく、一酸化炭素中毒やバッテリー上がりの危険があります。
夜間でも危険を感じたら移動を
車内は夜間でも熱が抜けにくく熱中症のリスクがあります。寝苦しいと感じたら無理をせず避難所へ移動してください。
子どもを一人にしない
たとえ短い時間であっても、小さなお子様を車内に一人で残すことは非常に危険ですので避けるようにします。
3. 在宅避難で気をつけたいこと
ご自宅が無事、または一部損壊にとどまり在宅避難をされる場合でも、停電や断水が続くと室内の環境は急激に悪化します。支援物資や情報が届きにくい側面もあるため、自衛の意識がより重要になります。

避難所を日中だけ上手に使う
ずっと自宅にこもる必要はありません。日中は冷房が効いている避難所で過ごして物資を受け取り、夜間に自宅へ戻るといった「避難所の部分利用」を積極的に行いましょう。
エアコンが使えない場合
停電や故障などの影響でエアコンが使用できない場合は、以下のような方法で身体を冷やすか、冷房設備が稼働している涼しい場所への避難を検討してください。
涼しい服装に着替え、風通しをよくしましょう。
のどが乾いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぐと熱が放散されます。
水道が使えるようなら、水浴び等で体を冷やしましょう。
避難生活が長引く中では、自覚がないまま体力が低下していることも少なくありません。
「いつもと違う」と感じたら我慢せず、早めに周りの人や医療従事者へ相談し、無理のない行動を心がけてください。
【参考】
熊本県 「令和8年熊本地震による人的被害等の状況(8月3日14:00時点)」
環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」
内閣府、消防庁等 リーフレット「災害時の熱中症予防」
厚生労働省、経済産業省等「エアコンが使用できないときの熱中症対策」
