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夏のレジャーを安全に楽しむための情報収集

夏休みの時期に入り、海水浴やキャンプ、登山など、アウトドアレジャーの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。しかし、自然の中での活動には、予期せぬ災害のリスクも潜んでいます。特に、昨日(2025年7月30日)カムチャツカ半島付近で発生した地震の影響で、日本の広範囲の沿岸部で津波警報・注意報が発表されました。楽しい思い出を作るためにも、「もしも」の時に役立つ防災知識を身につけておきましょう。


津波警報・注意報が発表されたら

津波警報が発表されて高台へ避難を呼びかける男性

津波警報・注意報が発表されている地域では、海の中や河川・沿岸部付近は非常に危険です。津波警報・注意報が解除され安全が確認されるまでは対象地域への外出は控えましょう。

もし「津波警報」等を見聞きしたら、いち早く海岸から離れ、可能な限り高い場所へ避難してください。海水浴等により海岸付近にいる人は、「津波注意報」でも避難が必要です。海からあがる、海岸から離れるなど、すぐに避難を開始してください。避難をする時は、近くの高台や津波避難タワー、津波避難ビルなどに向かいましょう。


計画時の情報収集

ハザードマップを見て話し合う家族

出かける前に、以下の情報を必ず確認しましょう。


  • 最新の気象・災害情報の確認

    天候の急変は、ゲリラ豪雨や雷、高波など、思わぬ危険につながります。特に、山の天気は変わりやすいので、直前まで最新の情報をチェックしましょう。津波注意報・警報の有無も必ず確認し、発表されている場合は海辺のレジャーは中止してください。


  • ハザードマップの確認

    行き先の地域が、洪水や土砂災害、津波などの危険区域に指定されていないか、事前にハザードマップで確認しておきましょう。万が一の避難経路や避難場所も把握しておくと安心です。


  • 交通情報の確認

    豪雨や土砂崩れなどで、道路が通行止めになる可能性があります。最新の交通情報を確認し、迂回路なども把握しておきましょう。


  • 現地のルールや危険箇所の確認

    キャンプ場や海水浴場など、施設ごとの利用ルールや、遊泳禁止区域、立ち入り禁止区域などを事前に確認し、必ず守りましょう。



リアルタイムでの情報収集

空や防災アプリを見て情報を収集する人

レジャー中に危険を感じたら、すぐに適切な行動をとりましょう。


  • 天候の急変に注意

    空が暗くなってきた、雷の音が聞こえるなど、天候の変化に気づいたら、早めに安全な場所に移動しましょう。無理な行動は避け、中止する勇気も大切です。


  • 水辺の危険を察知する

    川の急な増水、海の高波、潮の流れの変化など、水辺の危険は予測が難しい場合があります。少しでも危険を感じたら、すぐに水から上がりましょう。


  • 異常を感じたらすぐに避難

    地鳴りがする、土砂が崩れる音がするなど、普段と違う異変を感じたら、すぐにその場を離れ、安全な場所に避難してください。


  • 無理のないスケジュール

    疲れは判断力を鈍らせます。余裕を持ったスケジュールで行動し、十分な休息をとりましょう。


夏の旅行を楽しむ人たち

夏のレジャーは、日頃の疲れを癒し、楽しい思い出を作る絶好の機会です。しかし、自然の中には予測できない危険も潜んでいます。特に、現在の津波注意報のように、リアルタイムで発生する災害情報には常に注意を払い、事前の準備と、もしもの時のための備えをしっかりすることが大切です。

PREPでは現在地の災害情報・避難情報をリアルタイムに取得することができます。PREPで情報収集をしながら、安全に、そして心ゆくまで夏のレジャーを満喫しましょう。



出典

津波では、どのような災害が起こるのか(首相官邸)


最新の津波警報・津波注意報・津波予報(気象庁)


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