トカラ列島近海での地震活動
- アールシーソリューション株式会社

- 6月24日
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今月6月21日以降、鹿児島県のトカラ列島近海では地震活動が活発になっています。
6月21日から24日10時までで、震度1以上の地震が327回起きました。このうち最大規模の地震では、22日17時15分ごろに、鹿児島県十島村(悪石島)で震度4(M5.2)の地震を観測しました。
トカラ列島の地震
トカラ列島は、屋久島と奄美大島の間の島々で、行政上は鹿児島県十島村(としまむら)に属しています。
気象庁の震央分布図を見ると、21日からトカラ列島周辺で地震が多発しているのが分かります。

この地域では、過去にもまとまった期間の間に地震が頻発していました。過去の傾向から見ても、現在の地震が頻発している状況がある程度続く可能性があります。
トカラ列島近海の過去の地震活動状況(福岡管区気象台)
強い揺れに対して備えること

福岡管区気象台は、当分の間、強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
普段から備える内容と変わりはありませんが、以下を参考に、あらためて地震への備えを確認しておきましょう。
家の中の備え
屋内で、家具や電化製品の傾き、家具固定の外れ、高いところの落下物をもう一度点検する
寝室は安全空間を確保して、家具は低いものを置き場所も配慮して、なるべく物を置かない。
暗闇やガラス片の中でも行動できるように、履物や懐中電灯を寝床の手近に用意しておく。
備蓄食は場所や賞味期限を確認し、不足している場合は買い足しておく。
避難する場合の備え
家屋の耐震性に不安があり、小さな子ども、お年寄り、身体の不自由な方がいる場合は、余震にそなえてあらかじめ安全な場所に避難しておく。
自宅や外出先の近くの避難場所や、避難場所までのルートを確認する。
家族と安否の連絡方法を複数確認しておく。

地震が頻発していることで不安に感じられる方も多いかと思います。ただし現段階では、これらの地震が大規模な地震の前兆であると断定はできません。気象庁や自治体など確かな情報源から最新の情報を確認し、冷静に対応するよう心がけましょう。
出典
令和7年6月21日からのトカラ列島近海(小宝島付近)の地震活動について(第3号)(福岡管区気象台)



