9月1日は防災の日
9月1日は防災の日、8月30日から9月5日は防災週間です。
地震に限らず、台風、豪雨、津波などあらゆる災害について認識を深め、備えを強化して災害を防ぎ、被害を軽減することが「防災の日」と「防災週間」創設のねらいだとされています。
今年は防災の日を待たずして、8月8日に発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)や、度重なる台風の接近をきっかけに家具の転倒対策や備蓄品の見直しを急いだ方も多いと思います。
災害が発生した場合に備えての再確認や対策
8月15日の17時をもって南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う政府としての特別な注意の呼びかけは終了しましたが、大地震発生の可能性がなくなったわけではありません。また、10月頃まで台風シーズンも続きます。
今回は災害が発生した場合に備えての再確認や対策を紹介します。
家具の固定状況を再確認する
①キャスター付きの家具はキャスターロックをします。さらに着脱式移動ベルトにつなぐと安心です。
②テーブルは、地震の揺れで大きく動かないよう滑り止めを貼り付けたり、滑り止めマットを使用します。
③吊り下げ式の照明器具は、可能であれば天井にフック等を打ち、照明器具とワイヤーで連結します。
④タンスやクローゼットなどの大きな家具はL型金具や突っ張り棒で壁や天井に固定し、転倒を防止します。
水や食料の備蓄
ひとりにつき、3日~1週間分の水・食糧の備蓄、寒さ・暑さへの備え、調理器具、
食品用ラップやウェットティッシュなどの多用途に使える便利グッズ、眼鏡や生理用品等の生活用品があるかを確認します。賞味期限や使用期限が切れていないかも合わせて確認しましょう。
非常用持ち出し袋の確認
避難する際の物資を入れた非常用持ち出し袋は、自分にとって必要な物を考えて準備します。それらをリュックなどに入れ、玄関の近くや寝室、車の中、物置などに置いておき、家の倒壊も想定して備えます。
持ち出せる量は、成人男性で約15Kg、成人女性で約10Kg、子ども・高齢者で約6Kgを想定しておきましょう。
子ども用の衣服やおむつなどは定期的にサイズや季節に合っているかを見直すと安心です。
避難場所や避難経路の確認
災害が起こった際、避難が必要となった場合は、狭い道、壁ぎわ、川べりなどはなるべく避け、建物から離れた安全性の高い場所を通行するようにします。
近隣に迂回路を確保できる道路を知っておくと役に立ちます。
自宅付近だけでなく、よく行く場所付近の避難場所も確認しておきましょう。
土地勘がない場所での被災に備えて
旅行中や出張中など、土地勘がない場所で被災することもあるかもしれません。
事前に目的地周辺のハザードマップを確認し、災害リスクを知っておくといいですね。
今回の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を受けて、私も初めて旅行先のハザードマップを確認し、必要性を実感しました。
これからは旅行ガイドと合わせてハザードマップの確認がスタンダードとなるかもしれません。
出典・参考資料
内閣府 防災情報のページ
「令和6年度「防災週間」、「津波防災の日」及び「火山防災の日」について」
「南海トラフ地震臨時情報が発表されたら何をすればいいの?」