top of page

【6月のアンケート結果】防災気象情報の見直しと避難行動への影響

オレンジ背景に白い帯、中央に大きく結「結果発表」、上部に「6月のアンケート」、下部にPREPロゴがある告知画像

2026年6月3日から6月29日までアンケートを実施して、70名の方にご回答いただきました。

今回は、「新たな防災気象情報」 についてお聞きしました。

ご協力いただき、誠にありがとうございます。


結果をまとめましたので、お知らせします。





1. 普段、大雨や台風のときに防災気象情報を確認していますか?

大雨や台風時の防災気象情報確認頻度を示す円グラフ。よく確認80%、たまに16%、全くしない4%、回答者70名。

2026年5月28日より、気象庁が発表する防災気象情報が更新されました。

これらの情報は、災害時の避難の判断危険度把握において重要な役割を持っています。


こうした情報の確認頻度について伺ったところ、「よく確認する」が約8割、「たまに確認する」と合わせると9割以上の方が、何らかの形で防災気象情報を参考にしていることが分かりました。




2. 今までに、大雨や台風などで実際に避難したことや避難を検討したことはありますか?

大雨や台風での避難経験・検討を示す円グラフ。避難したことがない67%、検討したがしなかった20%などの割合を表示。

大雨や台風の影響で、避難の検討または実際の避難を行ったことがあるという方は全体の約4分の1でした。

その他の意見では「ペットを飼っているので避難が難しい」という声も挙げられました。




3. 「避難(または避難の検討)」をした際、または今後もし避難するとしたら、何が一番の「決め手」になると思いますか。

避難時の決め手を示す円グラフ。市町村の避難情報46%、雨や川の水位27%、大雨警報17%、家族の声かけ3%、その他7%、回答者70名。

避難判断の決め手として最も多かったのは、市町村から発令される避難情報でした。

続いて、雨の強さや河川水位など、視覚的・体感的に把握できる情報が挙げられました。


一方で、気象庁が発表する防災気象情報を決め手とする回答は約17%でした。


防災気象情報は多くの場合、自治体の避難情報より早い段階で発表されるため、早期の行動判断に活用されることが期待されます。その反面、移行前の情報では「いつ避難すべきか分かりづらい」「情報ごとに警戒レベルとの対応関係が複雑」といった課題がありました。


〈解説〉防災気象情報の役割とは?

防災気象情報は、災害の危険が高まったときに「いつ・どう行動するか」を判断するための材料として位置づけられています。

内閣府の『避難情報に関するガイドライン』でも、住民は行政からの避難情報を待つだけでなく、防災気象情報などを参考にしながら、自ら避難行動を判断することが基本とされています。

そのため、防災気象情報には「警戒レベル相当情報」という考え方が導入されており、災害の危険度と警戒レベル(1〜5)を対応させることで、自治体から避難指示が出る前の段階でも危険度の高さを把握し、早めの行動につなげることが期待されています。

特に、警戒レベル3(高齢者等避難)レベル4(避難指示)相当する情報が発表された場合には、避難指示を待たずに避難の準備や行動を進めることが重要とされています。

また、避難行動は必ずしも指定された避難場所への移動に限られるものではなく、川や崖から離れた場所や、近隣の安全な建物の上層階など、その時点で考えられる最も安全な場所へ移動するなどの状況に応じた安全を確保する行動をとることが重要です。


【参考】


防災気象情報の役割を示す図。市町村の避難情報発令、気象庁・河川砂防部局等の警報、住民の避難判断が矢印で結ばれている。



4. 防災気象情報の伝え方が新しくなったことを知っていますか?

防災気象情報の伝え方が新しくなったことの円グラフ。70名回答。詳しく知っている50%、詳細は知らない31%、知らなかった17%、その他2%。

今回の見直しでは、防災気象情報がより分かりやすく整理され、情報の伝え方危険度の示し方が改善されました!

アンケート結果では、内容をよく知っているという人とそうでない人でほぼ半々になりました。


詳しくはこちら





5. 今回の変更で、危険度や避難のタイミングが分かりやすくなると思いますか?

危険警報の名称変更で避難時期が分かりやすくなるかの円グラフ。70名回答、61%が分かりやすくなる、29%どちらともいえない、9%分かりにくい、1%その他。

約6割の方「分かりやすくなると思う」と回答しており、一定の期待が見られました。

一方で、「どちらともいえない」という回答も一定数あり、受け止め方には差が見られます。


今月は台風などの影響により、新しくなった防災気象情報に触れる機会も多かったと考えられます。

実際に情報を目にした方も多いとみられ、今後はこうした情報の内容や使い方にもぜひ注目していただきたいところです。




6. 今回のように「レベルで危険度が示される情報」があることで、避難のタイミングは変わりそうですか?

避難タイミングが変わるかの調査結果を示す円グラフ。回答者70名、47%が早めに避難、42%があまり変わらない、10%がわからない、1%がその他。

約半数の方「早めに避難するようになると思う」と回答しました。

一方で、「あまり変わらない」という回答も4割程度見られ、行動への影響には差がありそうです。




7. 新しくなった防災気象情報について、「分かりにくい」「不安だ」と感じる点はありますか?

新しい防災気象情報への不安点を尋ねる横棒グラフ。回答者70名。最多は「いつ避難すべきか迷う」、次いで名称変更や複雑さ、他、困りごとなし。

「レベルの数字が付いても、自分の地域でいつ避難すべきか迷いそう」という意見が最も多く見られました。

また、新たに追加された情報や名称の変更に慣れないという声もありました。


これらの回答からは、警戒レベルごとに取るべき行動について、十分に理解されていない可能性がうかがえます。

実際にその他でいただいた意見では、「数字に置き換えられてもその数値でどの程度の危険が差し迫っているのか分からない」という声も見られました。


【参考】

防災気象情報と警戒レベル(首相官邸ホームページ)「警戒レベルとは」 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/keihou.html#c2




8. 今回の防災気象情報の見直しについて、感じたことやご意見があれば自由に教えてください。

防災気象情報の見直しに関するアンケート結果のスライド。25名の回答と、危険度や避難判断基準を求める意見が3件表示されている。

25名の方からご回答をいただきました。一部を抜粋してご紹介します。


「数字で危険度が分かりやすくなった」という意見がある一方で、「どのレベルでどのように行動すればよいか分かるような、より具体的な表現がほしい」といった声も見られました。

また、防災情報そのものだけでなく、避難後の生活や環境に対する不安など、より広い視点での課題も挙げられています。




【今月の振り返り】6月のニュースや身の回りで最も気になった災害や防災に関するトピックは何ですか?

今月の振り返りのアンケート結果。災害や防災で気になる話題は地震、気象災害、クマ出没など。32名回答の一覧を色分け表示。

32名の方にご回答いただきました。一部を抜粋してご紹介します。


5月は台風地震など、複数の災害が相次いだこともあり、回答の中でも複数のトピックに言及する方が多く見られました。

国内では各地で地震の発生が続いていますが、国外で発生した地震に関するニュースについての回答もあり、地震への関心が高まっている様子がうかがえます。

また、台風7号・8号の影響についても多くの回答があり、強い雨や風による影響のほか、交通機関の運休や早めの行動判断の必要性など、生活への影響についても回答をいただきました。


こうした状況を受け、防災に対する備えや日頃からの意識の重要性について、改めて認識が高まる結果となりました。




さいごに

今月も、防災アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!


今回のアンケートでは、「新たな防災気象情報」に関するご意見に加え、避難に対する意識についてもあわせてお伺いしました。

防災気象情報の見直しが進む中で、その内容の理解や実際の行動への結びつきについては、今後も引き続き注目していく必要があると考えられます。

今後発信される防災気象情報についても、ぜひ日常の中で意識して確認し、早めの行動判断に役立てていただければと思います。


来月もアンケートへのご協力をよろしくお願いいたします。


bottom of page