【8月のアンケート結果】99%が未経験!避難所生活のイメージと求める取り組み
- アールシーソリューション株式会社
- 9月12日
- 読了時間: 5分

2025年8月15日から9月4日までアンケートを実施して、70名の方にご回答いただきました。
今回は「避難所の利用・避難生活」についてお聞きしました。
ご協力いただき、誠にありがとうございます。
結果をまとめましたので、お知らせします。
1. 避難所を利用したことはありますか?

災害時の避難所。耳にする機会は多いですが、実際に利用したことがある人は、どれくらいいるのでしょうか?
今回のアンケートでは、「はい」と答えたのはわずか1名。ほとんどの方が「いいえ」と回答しました。
唯一「はい」と答えた方は、台風の影響で避難所に一時的に避難し、滞在期間は1日未満だったとのことです。
こうした結果から、避難所での生活は、まだ多くの人にとって「未経験のこと」であり、イメージしづらい現実であることがうかがえます。
2. 避難所生活にどんなイメージがありますか?

避難所を利用したことがない方に「避難所生活に対するイメージ」を伺ったところ、「落ち着かない」や「大変そう」といった声が多く寄せられました。
一方で、「助け合いや交流がありそう」といった前向きな意見も見られました。
またその他では、盗難や身の安全といった防犯面を心配する声も多く寄せられました。
3. 一番困りそうなことは何ですか?

次に実際の避難所生活で一番困りそうなことについて伺ったところ、
多くの方が「衛生面」や「体調・メンタル」を心配していることがわかりました。
一方で、避難所利用経験がある方に一番困ったことを聞いたところ、「食糧や水」とのことでした。
4. 避難に備えて用意しておきたいものは何ですか?

避難に備えて用意したいものについてお聞きしたところ、最も多く選ばれたのは食糧・水でした。
続いて薬や日用品、充電器、衣類、毛布が挙げられています。
また、暇つぶしグッズを準備したいという声もあり、避難生活の快適さを重視する方もいるようです。
この結果から、避難所での生活に必要な必需品だけでなく、快適に過ごすための準備も意識されていることがわかります。
5. 快適に過ごすために大事だと思うことは何ですか?

避難所で快適に過ごすために大事だと思うことについては、プライバシーの配慮が最も多く挙げられました。
続いて、ルールを守ることや助け合うことも重要視されています。
また、前向きな気持ちなど、精神的な面を大切にする意見も見られました。
6. あったらよいと思う支援・取り組みは何ですか?

あったらよいと思う支援や取り組みとしては、感染症対策と女性向けの配慮が最も多く挙げられました。
Wi-Fiや充電環境、炊き出しなど、生活インフラを支える支援にも関心が集まっています。
ほかにも、高齢者・障がい者支援やペット対応、子ども向け支援など、多様な立場への配慮を求める声が目立ちました。
その他の回答には、「ファミリーと単身でエリアを分ける」といった避難所の空間づくりに関するアイデアも寄せられました。
7. 現在行っている備えはありますか?

最後に、現在行っている備えについてお聞きしたところ、最も多かったのは防災アプリを活用しているという回答でした。
持ち出し袋を準備している、家具の固定をしている、家族で避難場所を確認しているといった具体的な備えも多く挙げられています。
一方で、特に何もしていないという方も一定数見られました。
避難所利用経験者からは、避難場所の確認やアプリの活用が挙げられ、実際の避難経験が備えの行動につながっている可能性もうかがえます。
さいごに
今月も、たくさんのご意見をいただきありがとうございました!
今回は、「避難所の利用・避難生活」について、皆さんのリアルな声をお聞きしました。
実際に避難所を利用したことがある方はごくわずかでしたが、避難所利用経験者の声も利用経験のない方々の懸念と概ね共通していることがうかがえました。
未経験者の方からも、避難所に対するさまざまな不安や期待が寄せられ、どんな備えをしているのか、避難所で困りそうなことは何か、また「こんな支援があったらいいな」というアイデアまで、日頃あまり話題にならない避難所生活の一面が浮かび上がる結果となりました。
また避難所生活をイメージするのが難しいという方のために、楽しくシミュレーションできる「避難所生活Q」というアプリもあります。
このアプリは、日本大学理工学部の松野研究室が開発したもので、避難所での生活をゲーム感覚で体験しながら、防災知識を楽しく身につけることができます。
👉避難所生活Q

こちらは弊社が技術協力を行ったアプリです。ぜひ備えを考えるきっかけにご活用ください。
来月のアンケートも、ぜひご協力をお願いいたします!