【5月のアンケート結果】楽しい防災教育に必要な要素とは?
- アールシーソリューション株式会社

- 6月12日
- 読了時間: 5分

2025年5月22日から6月2日までアンケートを実施して、31名の方にご回答いただきました。
今回は「防災教育」についてお聞きしました。
ご協力いただき、誠にありがとうございます。
結果をまとめましたので、お知らせします。
1. これまでに受けた防災教育の中で印象に残っているものはありますか?

近年、地震や豪雨などの自然災害が各地で頻発する中で、防災教育の重要性がこれまで以上に高まっています。
そこで今回のアンケートでは、まず最初に「あなたがこれまでに受けた防災教育の中で、印象に残っているものはありますか?」という質問を通して、一人ひとりの記憶や体験に残っている防災学習の内容を振り返ってもらいました。
アンケート結果からは、最も多くの人が印象に残っていると答えたのは「学校での防災訓練」でした。小・中・高校を通じて行われる避難訓練や地震を想定した行動訓練は、多くの人の記憶に強く残っているようです。
次に多かったのが、「職場や会社での防災訓練」でした。実際の仕事の場面で行う訓練は、より現実的な緊張感があり、参加者の印象に残りやすいと考えられます。
これらの結果から、「体を動かして体験する防災教育」は、知識だけを学ぶ方法に比べて記憶に残りやすい傾向があることがうかがえます。
2ー1. 「もっとこの年齢層に防災教育が必要だ」と思うのはどれですか?

続いて、「もっとこの年齢層に防災教育が必要だと思うのはどれですか?」という質問では、全体の65%が「すべての年代に必要」と回答しました。
特定の世代にかぎらず、子どもから高齢者まで、誰もが災害の当事者となる可能性があるという認識が広がっていることがうかがえます。
2ー2. 質問2ー1の回答の理由を教えてください。

続いて、なぜそのように考えたのか理由をお聞きしました。
「すべての年代に防災教育が必要」という意見の背景には、一人ひとりが自分の命を守る意識を持つことが大切だという考えが多くありました。 また社会人や子育て世代は、過去の防災教育や訓練の内容を忘れがちで、内容も時代とともに変わっていくため、学び直しの必要性が指摘されています。 一方、高齢者は避難に時間がかかるという点や、学生や未就学児はそれぞれの成長段階に応じた防災教育の必要性が強調されました。
防災教育は年齢や状況に応じて工夫しながら、すべての世代で継続的に行うことが重要だと考えられていることがわかります。
3-1.防災教育に楽しい要素を取り入れることについてどう考えますか?

防災教育に「ゲームやアニメ、体験学習」などの楽しい要素を取り入れることについては、「とてもよいと思う」が32%、「よいと思う」が52%と、合わせて84%もの人が肯定的な意見を示しました。
多くの人が、楽しみながら学べる方法を防災教育に取り入れることに期待を寄せていることがわかります。
そこで次に、「楽しい防災教育」を受け入れるうえで、どのような点が重要だと考えているのかについてお聞きしました。
3-2.「楽しい防災教育」を受け入れる条件として、何が重要だと思いますか?

「楽しい防災教育」を受け入れる条件については、正確な知識や事実に基づいていること、そして実際の災害時に役立つ行動につながることが重要だと考える意見が多く寄せられました。
楽しみながら学ぶことは大切ですが、同時に正確な情報と実践的な内容が欠かせないという認識が広がっているようです。
防災教育は、楽しさだけでなく、しっかりと役立つ内容であることが大切だと言えます。
とはいえ、災害の状況はいつも同じではなく変わるため、その都度内容を見直し、新しい工夫を加えていくことが必要です。
特に、予想外の災害に備えるには、柔軟で実践的な教育方法が求められています。
そこで次に、「想定通りにならない災害」に備えるために有効だと思う防災教育のあり方について、お聞きします。
4-1.「想定通りにならない災害」に備えるため、有効だと思う防災教育のあり方を教えてください。

災害時の判断を実際に体験できる「シミュレーション型訓練」や、日頃から「家族や地域で話し合う」ことを大切にする意見が多く寄せられました。
一方で具体的なイメージが思い浮かばないという意見もあり、「想定外の災害」に備える防災教育の難しさを感じさせる結果となりました。
4-2.その他に思いつく防災教育のあり方があれば教えてください。
8名の方から回答をいただきました。ありがとうございました。

さいごに
今月も、たくさんのご意見をいただきありがとうございました!
皆さんのご回答から、防災教育に対する意識や関心度をうかがうことができました。
また、防災教育の在り方についても幅広い視点から意見をいただき、今後の取り組みを考えるうえで参考になる気づきが多くありました。
来月も、是非アンケートへのご協力をお願いします!



