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【11月のアンケート結果】緊急地震速報訓練、9割が必要と回答:通知の改善点は?

毎月実施している防災アンケートの、2024年11月分の集計記事のサムネイル

2024年11月6日から11月18日までアンケートを実施して、55名の方にご回答いただきました。

今回は「緊急地震速報の訓練」についてお聞きしました。

ご協力いただき、誠にありがとうございます。


結果をまとめましたので、お知らせします。




1.11/5、緊急地震速報の訓練を見聞きしましたか?

「11/5、緊急地震速報の訓練を見聞きしましたか?」というアンケートの回答をまとめた円グラフ。訓練を見聞きした方が56%という結果になりました。

訓練を見聞きした方が56%という結果になりました。


昨年11月にも、緊急地震速報の訓練が行われ、実施後にアンケートを取りました。

その時の結果とも比較をしてみました。



【昨年との比較】緊急地震速報の訓練を見聞きしましたか?

「緊急地震速報の訓練を見聞きしましたか?」というアンケートの回答について、2023年と2024年の結果を比べたグラフ。今年の方が、「訓練を見聞きした」という方の割合が少ないことが分かります。

今年の方が、「訓練を見聞きした」という方の割合が少ないことが分かります。

アンケート期間中、「訓練を見逃した方も是非ご参加を!」と呼びかけたので、見聞きしていない方も多く参加をしてくれたようです。


続いて「はい」と答えた方、「いいえ」と答えた方、それぞれに質問をしました。

まずは、「はい」と回答した方(訓練を見聞きした方)へのアンケート結果をご紹介します。




2-1.どのような媒体で見聞きしましたか? 

「緊急地震速報の訓練をどのような媒体で見聞きしましたか?」というアンケートの回答をまとめた棒グラフ。訓練を見聞きした方の多くが、「防災アプリ」から情報を得たことが分かりました。

訓練を見聞きした方の多くが、「防災アプリ」から情報を得たことが分かりました。


続いて「自治体の防災行政無線」という回答が続きます。

その他でも「自治体の防災メール」との回答があり、自治体からの発信も受け止められているようです。


こちらも、昨年の状況と比較を行いました。



【昨年との比較】どのような媒体で見聞きしましたか? 

「緊急地震速報をどのような媒体で見聞きしましたか?」というアンケートの回答について、2023年と2024年の結果を比べたグラフ。昨年の状況と比較すると、多少数の増減はあるものの、ほぼ同じような状況であることが分かります。

昨年の状況と比較すると、多少数の増減はあるものの、ほぼ同じような状況であることが分かります。

昨年から変わらず、一般の方が緊急地震速報の訓練を受け取る手段としては、防災アプリが最も多くなっています。


続いて、訓練を見聞きした方は、どんな行動を取ったのかをお聞きしました。




2-2.見聞きした後どのような行動を取りましたか?

「緊急地震速報の訓練を見聞きした後どのような行動を取りましたか?」というアンケートの回答をまとめた棒グラフ。訓練を見聞きした方の中で最も多かった行動は、「防災アプリを起動して内容を確認した」でした。

訓練を見聞きした方の中で最も多かった行動は、「防災アプリを起動して内容を確認した」でした。


一方で、実際に「身を守る行動を取った」「備蓄を見直した」といった具体的な行動に至った方は少数でした。


通知を受け取っただけでは行動に結びつかないケースも多いことが分かり、より行動を促す訓練の仕組みが求められます。


こちらについても昨年の状況と比較しました。



【昨年との比較】見聞きした後どのような行動を取りましたか?

「緊急地震速報を見聞きした後、どのような行動を取りましたか?」というアンケートの回答について、2023年と2024年の結果を比べたグラフ。昨年も今年も、「防災アプリを起動して内容を確認した」が最も多いという結果でした。

昨年も今年も、防災アプリを起動して内容を確認したが最も多いという結果でした。


ただ、昨年は2番目に多かった「特に何もしなかった」の回答数が減っており、

訓練を見聞きして、何かしらの行動を行った方増えていることが分かります。


続いては、質問1で「いいえ」と回答した方(訓練を見聞きしなかった方)へのアンケート結果をご紹介します。




3-1.どのような方法であれば訓練に気づくことができたと思いますか? 

「どのような方法であれば訓練に気づくことができたと思いますか?」というアンケートの回答をまとめた棒グラフ。「スマートフォンのプッシュ通知」が最も効果的な周知手段であることが分かりました。

訓練を見聞きしなかった方へ、どんな方法であれば気づくことができたのかお聞きすると、

「スマートフォンのプッシュ通知」が最も効果的な周知手段であることが分かりました。

防災アプリやスマートフォンを活用した通知の重要性が改めて感じられます。


一方で、「自治体からの郵便やメール」「防災ポスター」のようなアナログな手法も一定の需要があることが分かりました。




3-2.今後、緊急地震速報の訓練に参加したいと思いますか?

「今後、緊急地震速報の訓練に参加したいと思いますか?」というアンケートの回答をまとめた円グラフ。35%が「ぜひ参加したい」と回答し、65%が「興味はあるが状況による」としています。

35%「ぜひ参加したい」と回答し、65%「興味はあるが状況による」としています。

訓練を見聞きしなかった方のうち、「参加したいと思わない」と回答した方はいませんでした


訓練への参加意欲が高い一方で、訓練の周知が不十分であることが課題として浮き彫りになりました。


防災アプリのプッシュ通知やテレビ・ラジオでの特集等、より多くの人々に訓練参加を周知することができれば、

もっと沢山の方が訓練に参加してくれるかもしれません。


続いて、訓練を見聞きした方、見聞きしていない方の両方に、訓練の必要性について質問しました。




4.緊急地震速報の訓練は必要だと思いますか?

「緊急地震速報の訓練は必要だと思いますか?」というアンケートの回答をまとめた円グラフ。緊急地震速報の訓練に対して、95%の方が「必要」と回答しています。

緊急地震速報の訓練に対して、95%の方が「必要」と回答しています。

「必要だと思わない」という回答はありませんでした。


こちらについても昨年の状況と比較しました。



【昨年との比較】緊急地震速報の訓練は必要だと思いますか?

「緊急地震速報の訓練通知は必要だと思いますか?」というアンケートの回答について、2023年と2024年の結果を比べたグラフ。昨年も今年も、ほぼ同じような結果になりました。

昨年も今年も、ほぼ同じような結果になりました。


昨年のアンケートでは「必要だと思わない」と回答された方がいましたが、その回答の理由として、

「また鳴ってるよ」と通知を軽視してしまうかもしれない、という意見を挙げてくれました。




5.ご意見・ご感想:防災アプリの「緊急地震速報の訓練通知」

防災アプリでの「緊急地震速報の訓練」について、12名の方からご意見をいただきました。

一部を抜粋してご紹介します。

防災アプリからの緊急地震速報の訓練通知に関して、ご意見やご感想を教えてもらい、その一部を記載した画像です。訓練通知の必要性についてご意見をいただく一方で、通知内容や通知の仕様に関する課題が寄せられました。

訓練通知の必要性についてご意見をいただく一方で、通知内容や通知の仕様に関する課題が寄せられました。


「通知が届かなかった」「マナーモードでも通知してほしい」といった技術的な改善に加え、

「実際の手順を表示してほしい」といった具体的な要望も挙がっており、訓練通知のさらなる改善が求められます。


総合防災アプリ「PREP」では、地震のシュミレーションを通して、災害時の行動を確認することができます。

アプリをお持ちの方は、是非お試しください。


📢PREPの機能紹介の記事はこちら↓

「ver4.2.0をリリースしました。」https://www.service.rcsc.co.jp/prep-info-detail/20220201


皆さま、ご意見いただきありがとうございます。




さいごに

今月も、たくさんのご意見をいただきありがとうございました!


今回のアンケートで、緊急地震速報の訓練は多くの方にとって「必要な取り組み」として認識されていることが分かりました。

一方で、通知や情報提供の改善が求められている現状も明らかになりました。


訓練の周知方法や通知機能の工夫を行い、より多くの人が参加しやすい仕組みを整えて行くことが、防災意識向上の一助となると感じました。


来月も、是非アンケートへのご協力をお願いします!



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