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【4月のアンケート結果】大地震後、同等以上の地震発生があると多数が認識

2023年4月のアンケート結果


2023年4月14日から5月1日まで、「地震発生後の余震等について」のアンケートを実施しました。期間中119名の方にご回答いただきました。ご協力いただき、誠にありがとうございます。





結果発表



1. 大地震発生後、その近くで引き続いて多数の地震発生の可能性があることを知っていますか?


大きな地震が起こった後にはその近くで引き続いて多数の地震が発生することを知っているかについてのアンケートの結果を表したグラフ。

97%の方が「知っている」と回答されました。

多くの方が、大きな地震が起こった際には、震源周辺での地震活動が活発になることを認識しているようです。



2. 震度いくつ以上の地震発生時、引き続き地震に気をつけなければいけないと思いますか?


震度いくつ以上の地震なら引き続き地震に気を付けなければいけないと思うかについてのアンケートの結果を表したグラフ。

「震度5弱」と答えた方が35%で、最も多くなりました。僅差で「震度4」が31%と続いており、このあたりを境に「大きな地震」と認識している方が多いことが分かりました。


気象庁も、「最大震度5弱」以上が観測された場合などを「引き続く地震活動で被害の生じる可能性がある場合」としており、これらの地震が発生した場合は、警戒すべき期間や、どのくらいの震度に注意すればよいかなどの情報を発表しています。



3. 大地震発生後、どのような地震が発生する可能性があると思いますか?


大地震発生後、同じぐらいの地震、小さな地震、大きな地震のいずれが発生すると思うかをまとめたグラフ。

最初に起こった地震と比べて、「同じぐらいの地震」「より大きい地震」との回答が同数で一番多く、「より小さい地震」との回答がそれより少し少ない結果となりました。

複数回答可の質問としていたので、回答結果ごとにまとめると以下になります。


大きな地震が起こった後に起きる地震についてのアンケートの結果を表したグラフ。

最初の地震と比べて「同じぐらいの地震」「より大きい地震」「より小さい地震」の全てを選択された方が、34%と最も多い結果になりました。


実際には大地震が発生した後に、それより規模の「小さな」地震が発生するパターンが多いようですが、過去の大地震後には「同じぐらいの地震」や「より大きい地震」のパターンの地震活動も起こっています。(2004年の新潟県中越地震や、2016年の熊本地震など)


このような過去の地震の印象から、「同じぐらいの地震」「大きな地震」の回答が多い結果に結びついたのかもしれません。



4-1. 大きな地震に見舞われた経験がありますか?


大きな地震に見舞われた経験についてのアンケートの結果を表したグラフ。

82%の方が「ある」と回答されました。

大きな地震に見舞われた経験がある方に、続けて以下の2つの質問をしています。



4-2. その時の震度はいくつでしたか?


大きな地震に見舞われた際の震度についてのアンケートの結果を表したグラフ。


4-3. 大きな地震の後、余震等について気にしていましたか?


大きな地震に見舞われた後、余震等を気にしていたかについてのアンケートの結果を表したグラフ。

被害に遭った地震について、「震度5弱」「震度5強」と答えた方が共に33%で、最も多くなりました。「震度6弱」以上の地震を経験されている方もいました。


大地震に見舞われた方の9割近くが、引き続く地震活動に注意を払っていたようです。



5. 地震発生からどれぐらいの期間、余震等を気にする必要があると思いますか?


地震発生からどれぐらいの期間、余震等を気にする必要があると思うかについてのアンケートの結果を表したグラフ。

地震発生から「2週間以上」と回答した方が43%と最も多い結果となりました。次いで「1週間」との回答も多くなっています。大地震発生後、余震等に注意を払うべき期間についての認識は、人によって少し差がありました。


気象庁によると大地震発生後1週間程度は、大きな地震が発生することが多い傾向にあります。1週間後以降も地震活動は続く場合があり、規模の大きい地震であるほど余震も長く続きます。余震が完全になくなるまでには何年もかかる場合があるので、注意が必要です。(例えば、平成7年(1995年)兵庫県南部地震の余震活動は20年以上経った現在でも続いており、2ヶ月に1回程度、震度1以上の揺れを観測する余震が発生しています。)


大地震発生後は、「どのぐらいの期間注意すべきか」などの情報を気象庁が呼びかけるので、避難の際などに活用してください。



防災意識の変化(昨年と比較して)


規模の大きな地震や、その後に発生する余震等はいつ起こるか分かりません。日頃から備えておくことが重要です。

以下の2つの質問は、昨年の4月にも同じ内容でアンケートを取っています。

昨年の回答と比べて、皆さんの防災意識に変化があるのか調べてみました。



6. 東日本大震災について身近な人と話すことはありますか?


東日本大震災について身近な人と話す機会についてのアンケートの結果を表したグラフ。

「たまに話す」がもっとも多い割合で、54%でした。

昨年4月と比較すると、「たまに話す」割合が若干減っていますが、おおむね変化なし、といった結果でした。



7. 日頃から避難場所や備蓄品を気にしていますか?


日頃から避難場所や備蓄品を気にしているかについてのアンケートの結果を表したグラフ。

「気にしている」34%「やや気にしている」47%とかなり多い結果となりました。

昨年4月より、避難場所や備蓄品を気にしている人の割合が少し増加しています。



GW中も石川県能登地方で震度6強の地震が起こり、震度4~5強程度の地震活動が続いています。5月中旬には千葉県南部でも震度5強の地震が発生するなど、近頃各地で大きな地震が起こっています。今一度、地震への備えを確認しておきましょう。


PREPでは、防災用品リストの機能が利用できます。こちらもぜひご活用ください。



防災用品リスト


【参考】


・気象庁ホームページ「大地震後の地震活動(余震等)について」

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