2022年12月2日から12月19日まで、「2022年の災害とご自身の防災のアクション」について、アンケートを実施しました。期間中53名の方にご回答いただきました。ご協力いただき、誠にありがとうございます。
お答えいただいたアンケートの結果をご紹介します。
結果発表
1. 2022年に起きた災害について、印象に残っている、ぱっと思いつくものはありますか?
2の質問では影響が大きかったものや、名前が付けられている災害を挙げていますが、自由に書いていただくと、様々な災害があげられました。
具体的に地域や名前を挙げられたものは15個。その中で特に多かったのは、「3月16日の福島県沖地震(10名)」と「トンガの火山噴火(6名)」でした。
ざっくり”台風”、”地震”などと挙げられた方も多かったので、災害の種別ごとにわけてみました。すると「台風・大雨」が印象的だという割合が25%と最も高かったです。
2-1. 2022年に起きた災害で、印象的だったもの、記憶に残っているものは何ですか? 以下の中から3つまで選んでください
12/下旬~2月 大雪(北~西日本日本海側)
1/22 日向灘の地震(震度5強)
3/16 福島県沖の地震(震度6強)
4/19 福島県中通りの地震(震度5弱)
5/28 大雨・突風(沖縄県宮古島地方)
6/19 石川県能登地方の地震(震度6弱)
7/中旬 大雨(九州・東北地方)
7/24 桜島(噴火警戒レベル5に引き上げ)
8/初旬 大雨(九州・東北地方)
8/31~9/6 台風11号(沖縄~九州~日本海側)
9/14~20 台風14号(九州~西日本)
9/23~24 台風15号(近畿~東海)
10/21 福島県沖の地震(震度5弱)
11/9 茨城県南部の地震(震度5強)
その他
14個の選択肢の中からだと「3/16 福島県沖の地震(震度6強)」が最も選ばれました。次いで「6/19 石川県能登地方の地震(震度6弱)」が多かったです。
2-2. 選んだ災害の中で記憶に残っている理由があれば教えてください
2-1で選んだ印象的な災害について、理由を伺いました。その中で最も選ばれていた「3/16 福島県沖の地震(震度6強)」を選ばれた方の回答を抜粋しました。
回答者の方が関東・東北の方が多かったのもあり、実際に揺れを感じた方や、停電、東北新幹線の運休など、生活への影響から印象的だった方が多いようです。
その他の災害も含めて、記憶に残っている理由の主なものは以下の通りでした。
自身が体験した
生活への影響があった
知人が体験した(知人の住む地域に影響があった)
被害が大きかった
報道でよくみた、話題になっていた
過去の災害の記憶を思い出した
3. 2022年で起こした防災に関するアクションはありますか?
回答をジャンルごとに分けてみると、「防災用品・備蓄の用意」を挙げた方が46%と圧倒的に多かったです。意外と忘れがちな「避難場所・ハザードマップの確認」や「部屋・家具の見直し」をした方も10%ずついらっしゃいました。
回答の中には、様々な防災のアクションがありました。具体的な回答を記事の下部にまとめたので、もしまだやっていないことがあれば、ぜひ参考に実施してみてください。
2023年に向けて
皆さま、今回もアンケートにご回答いただきありがとうございました。PREPでは、本年2月から全11回、アンケートを実施してきました。これまで皆さまの回答から、防災に取り組む姿勢をたくさん勉強させていただきました。
「防災」は、一時的に関心が高まっても取り組むハードルが高く、実際に行動するのは難しいものです。しかしアンケートの回答の中では、積極的に情報を収集したり、防災のアクションを起こしたり、意欲的に実行している姿が多くみられました。
防災にハードルを感じている方も、アンケートに回答したり結果を見たりする時間が、ご自身を守るアクションの一歩になっていたら嬉しいです。
寒波の影響で各地での大雪や急な冷え込みが予想されています。寒さへの備えを万全に、よいお年をお迎えください。
これからもぜひ皆さまのお声をお聞かせください。引き続きよろしくお願いします。