2022年3月11日から3月28日まで、防災意識やアプリの機能についてのアンケートを実施しました。期間中、396名の方にご回答いただきました。前回よりも多くの方にご回答いただきました。誠にありがとうございます。お答えいただいたアンケートの結果をご紹介します。
1. 東日本大震災について身近な人と話すことはありますか?
2. 東日本大震災で被害が大きかった地域の産品を購入するなどの支援をしましたか?
3. 日頃から避難場所や備蓄品を気にしていますか?
(※質問1~3の結果は後日、改めて発表しますので、お待ちください。)
4. 家の近くの避難場所を知っていますか?
50%以上の方が家から避難場所までの道をたどったことがあるようです。避難場所には学校や公民館など身近な場所が指定されることも多いので、日常生活の中で自然と把握されている方も多いかもしれません。17%の方は行ったことがない、知らないとのことでした。水害時は在宅避難を検討している、という方も、地震や火災から身を守るために、避難が必要になることもあります。事前に足を運んでみることをお勧めします。
5. 学校、職場などよく行く場所の近くの避難場所を知っていますか?
学校、職場などよく行く場所では、家よりも「知らない」の割合が大きくなりました。学校や職場ではその場所自体が避難場所、待機場所になるケースもあるでしょうか。家と違って周りに先生や仕事仲間がいて、何となく安心するかもしれません。でも非常時はパニックになりやすいです。落ち着いて行動するために、まず自分が把握しておきましょう。
「アクション」タブの防災マップでは、自治体が公開しているハザードマップが確認できます。自宅と現在地の自治体の内容が確認できるので、よく行く場所で開いてみてください。ハザードマップには大抵避難場所が表示されているので、近くの危険な場所と合わせて確認しておきましょう。
6-1. 大きな地震にそなえて何か準備していることはありますか?
準備していると答えた方は72%、準備していない方は28%でした。みなさんどんなことを準備しているのでしょうか。
6-2. 準備していると答えた方に質問です。どんなことやものを準備していますか?(複数回答可)
在宅避難を想定して食料、日用品などを備えている人、家の外に避難することを想定して持ち出し用の避難グッズを準備している人がどちらも半数程度という結果でした。
その他には、「家具の固定、家具の配置に気を遣う」「停電に備えて充電池や発電機」などがありました。こちらの回答は選択肢に入れておけばよかったと反省しています。
「キャンプを通して避難生活をする」という回答もありました。キャンプ=避難生活体験という発想は面白いと思いました。家の外で電気を使わずに生活する、というのをポジティブな避難生活として楽しめるのは良いですね。
7. マグニチュードが「地震そのものの大きさ(規模)をあらわすこと」や、「1大きくなるとエネルギーの大きさは約32倍になること」を知っていましたか?
2月のアンケートでは、震度とマグニチュードについて、どちらが気になるかを質問しました。震度とマグニチュードを比べると、震度が気になる方が多く、全体でみるとどちらも気になる方が半数、という結果でした。
前回のアンケートで、意外にも半数以上の方が気になると回答されたマグニチュードについて、改めて伺いました。
震度は「ある場所での地震による揺れの強さ」、マグニチュードは「地震そのものの大きさ(規模)」をあらわします。
マグニチュードが1大きくなると、エネルギーの大きさは約32倍になります。
例えば、東日本大震災(最大震度7、M9.0)と阪神・淡路大震災(最大震度7、M7.3)を比較すると、地震そのものの大きさは東日本大震災が阪神・淡路大震災の約355倍(=約355回分)も大きいのです。
半数近くの方がマグニチュードのことを理解されていました。マグニチュードの大きさについては、あまり一般的な知識では無いと思っていましたが、地震に対する感度が高いユーザーが多いのでしょうか。
8-1. アプリ開発の参考にさせてください。「アクション」タブの機能、防災マップに自分の避難場所を登録してみましたか?
ご利用いただいている方が1割ちょっと。まだまだ、私たちのご案内が足りないようです。登録していただいた方、ありがとうございます。避難場所を登録しておくことで、アプリからいつでも場所を確認できるようになります。ぜひご活用ください。
8-2. 防災マップ機能のご感想があればお寄せください(自由記述)
回答を一部抜粋してご紹介します。ご活用いただいている方からの声、大変励みになります。一方で、内容の複雑さ、分かりづらさについてのご意見もいただきました。表示内容や使いやすさの機能の見直しと、使い方の周知について課題を感じました。今後より使いやすい機能になるよう改善を図ってまいります。なんか違う感が、というご意見についてもぜひ詳しくお話を伺いたいです。
防災マップ機能では避難場所マップやハザードマップの確認ができます。今までアカウント登録が必要だった、自分の避難場所の登録や、現在地のハザードマップの確認などは、アカウントなしで使用できます。お気軽に触ってみてください。
あらためましてアンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回も皆さまのご回答を楽しみにお待ちしております。