「今は頭の中に何も浮かばない」 ―― それでは遅れてしまう事業の復旧
- アールシーソリューション株式会社

- 1 日前
- 読了時間: 2分

日曜日の朝、福井で発生した豪雨は、またしてもその地域に大きな浸水被害をもたらしました。テレビニュースでは運送会社が浸水被害に遭い、トラックが全滅し積み荷の状況も把握できないと報じていました。関係者が「今は頭の中に何も浮かばない」と語っていた姿は、被災の大きさゆえの途方に暮れる心情として理解できます。しかし、もし本当に何も考えられない状態であれば、事業の復旧は大きく遅れてしまいます。
被災直後は「何から手をつければよいかわからない」というのが人間として自然な反応だと思います。だからこそ、平時にBCPを策定しておく意味があります。例え計画どおりに実行できなくても、事前に対策を書き表しているだけで「次の一手」をイメージすることにつながります。これは復旧スピードを左右する決定的な差になるはずです。
私も過去にテレビのインタビューを受けた経験がありますが、編集の都合で一部だけが使われることは少なくありません。今回の運送会社も、実際には復旧に向けて動いているのだと思います。ただ、報道の言葉どおりの状況だったとすれば、初動の遅れは事業に深刻な影響を及ぼします。
これだけ豪雨が続き、浸水や冠水の被害が全国で相次いでいる以上、対岸の火事とするわけにはいきません。防災対策はもちろん重要ですが、どれほど備えても事業中断のリスクは残ります。だからこそ、会社を守る視点でBCPを整えておくことが、今の日本の企業にとって欠かせません。
※ 本コラムは8月31日8時時点の情報をもとに執筆しています。今後、被害状況や各企業の対応が明らかになるにつれ、内容が必ずしも適切でなくなる可能性があります。必要に応じて、内容を更新または差し替える場合があります。



