早朝の豪雨 ―「出勤判断」という課題
- アールシーソリューション株式会社

- 1 日前
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石川県と富山県で降った記録的な大雨は、昨日8月27日、道路冠水や河川氾濫を引き起こし、各地で浸水や車の立ち往生が相次ぐ深刻な状況となりました。報道では、冠水した道路を走る車の映像も繰り返し流れ、先々週の千葉豪雨の光景と重なるものがありました。違いは、今回の危険な状況が前日(26日)深夜から降り続いた大雨により未明に警戒が呼びかけられ、明け方から早朝にかけて多くの被害が発生したことです。多くの人が出勤準備を始める時間帯と重なったことが、企業にとって新たな課題を浮き彫りにしました。
私が特に気になったのは、「出勤途中で危険を感じ、自宅に戻った」という声です。危険が呼びかけられている状況で、なぜ出勤を試みる事態になったのか。こうした危険な場面で出勤の判断が個々の従業員に委ねられている状況は、極めて危ういと言わざるを得ません。社員が出勤できなければ、その日の事業は中断する可能性が高まります。本来、企業はBCPでこうした状況への対策を計画しているはずです。しかし、早朝であっても連絡手段が確保されていなければ、従業員は判断を迫られる状況に置かれます。千葉豪雨でも「休暇中の連絡手段」が課題となりましたが、今回は「出勤前の連絡手段」が問われたと言えます。
豪雨が頻発する昨今、企業は「どのタイミングで、どの手段で、誰が判断するのか」を明確にしなければなりません。従業員の安全と事業継続を両立させるためには、早朝であっても確実に届く連絡体制の整備が不可欠です。
※ 本コラムは8月28日8時時点の情報をもとに執筆しています。今後、被害状況や各企業の対応が明らかになるにつれ、内容が必ずしも適切でなくなる可能性があります。必要に応じて、内容を更新または差し替える場合があります。



