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【BCPの基本①】BCPは「防災の延長」ではない

BCPコラム 円形テーブルでビジネス会議をする8人。西装を着用し、書類やノートパソコンを使用中。明るいオフィス環境。

新年度に見直したいBCPと防災対策


新年度が始まり、組織体制や業務の見直しが行われる時期になりました。

防災やBCPについても、「一度作ったままになっている」「内容を十分に見直せていない」という声が多く聞かれるタイミングです。


特にBCPは、一度策定して終わりではなく、事業環境組織体制変化に応じて見直し続ける必要があります。しかし実際には、「災害対策として一通り整えたまま」になっているケースも少なくありません。



そこで今回から数回に分けて、BCPの基本的な考え方を改めて整理していきます。

難しい理論や専門的な話ではなく、「なぜそれが必要なのか」という視点から、BCPの本質を見直す内容です。


今回は、そもそもの前提として「BCPとは何か」、そして「災害対策との違い」について整理します。


「災害対策」と「BCP」は何が違うのか


「BCPはやっています」


そう答える企業は増えています。


ただ、その中身を見ると、災害対策で止まっているケースが少なくありません。

備蓄、什器の固定、安否確認。これらはすべて重要な取り組みですが、本質的には「被害を減らすための対策」です。

では、それで事業は続けられるでしょうか。


重要事業を継続・早期復旧するためには、BCP対策が必要になります。


BCPと災害対策の違いを示す図。事業継続計画の有無による影響を説明。色は青と赤で、緊急時の対応が強調されている。

BCPの本質は「事業を止めない設計」


BCP(事業継続計画)の目的は、「事業を止めないこと」、そして「止まっても早く戻すこと」にあります。


例えば、災害で一部の拠点が使えなくなったときでも、どの業務を優先し、どの手段で継続するか。

そこまで設計して初めてBCPと言えます。


災害対策が“被害を減らすもの”だとすれば、BCPは“事業そのものをどう守るか”を考えるものです。

この違いを理解することが、BCPを正しく考える第一歩になります。


次回予告

では、このBCPは誰が中心となって考えるのでしょうか。

次回は、総務がBCPの中心になる理由について整理します。

 

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