9月22日現在、台風15号発生の可能性が予報されており、今週末(9月23日から25日)にかけても、日本に台風が接近・上陸する可能性があります。
気象庁は西日本、東日本を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波への警戒を呼び掛けています。
正常性バイアス
「警戒していた14号で被害もなかったし、きっと次の15号も大丈夫だろう」こういった心理を「正常性バイアス」といいます。
災害関連の話題では、「前も大丈夫だったらから今回も大丈夫」「自分たちだけは大丈夫」などと、危険を過小評価してしまう心理を説明するときに正常性バイアスという言葉が使われます。
台風14号で被害が小さかった地域の人たちは、今まさに、そんな心理が働きやすい状況になっています。
台風15号は危険?
では、これから発生する台風15号は実際に危険なのでしょうか?
今のところ「暴風域を伴わない」「25日の朝までに温帯低気圧に変わる」と予想されており、大したことはないように思えます。
しかし、台風14号で被害を受けた地域の方はもちろん、被害がなかった地域の方も注意が必要です。
台風14号の影響で大雨となった地域では地盤が緩んでいたり、川が増水しています。今は被害が起きていなくても、さらに雨が降り続くことによって、土砂災害や川の氾濫の危険は高まります。
いま一度、近くの危険な場所を確認しよう
正常性バイアスによる心理を変えることは難しいですが、正しく警戒するためには、警戒すべき場所と最新の情報を知ることが大事です。
まずは、自宅や周辺のハザードマップを確認して、危険な場所を確認しておきましょう。
PREP ハザードマップ
アプリの「アクション」タブから、自治体が発表しているハザードマップを確認できます。
「アクション」タブを開く
→「防災マップ」をタップ
→「ハザードマップを見る」をタップ
→気になる情報をタップ(「情報あり」と表示されている情報を選択できます)
→自治体が公開しているハザードマップのページが表示されます。
重ねるハザードマップ(国土交通省)
土砂災害警戒区域など危険な場所を地図上で見ることができます。
危険な場所には近づかないようにしたり、安全な場所に避難することで、正しく台風に備えましょう。
また、雨や土砂災害の危険度など 最新の情報を知るためにも、ぜひPREPをご活用ください。
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