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梅雨入りが発表される理由

歩道にある水たまりを写した写真


最近、夏のように気温の高い日が多くなってきました。半袖の人をよく見かけるようになり、そろそろ春も終わりといった雰囲気です。

奄美・沖縄地方ではすでに5月14日に梅雨入りが発表され、平年通りであれば、その他の地域でも間もなく梅雨入りの発表がされるでしょう。

ところで、地域ごとに発表されている梅雨入り、梅雨明けの情報。いったいどうやって決められているのでしょうか。


アジサイの写真


梅雨入りの決め方


梅雨入り・梅雨明けの情報は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、各地の中枢気象台が発表しています。


ただし、降水量などの明確な基準はなく、雨や曇りの日が続くと予想されるときに梅雨入りを発表します。予測が難しいこともあり、梅雨の季節が過ぎてから、実際の天候経過を考慮して日にちを変更することもあります。


後で変更することもある「梅雨」という情報はなぜ決められているのでしょうか?



なぜ梅雨入りを決めるの?


気象庁は以下の理由を明記しています。


  • 梅雨期は大雨による災害が発生しやすい

  • 梅雨明け後の盛夏期に必要な農業用の水等を蓄える重要な時期

  • 曇りや雨の日が多くなって、日々の生活等にも様々な影響を与えることから、社会的にも関心が高い

気象庁


梅雨入り梅雨明けの発表の理由は、社会的な関心の高さだけでなく、大雨災害により一層注意をしてほしいという喚起の意味もあるようです。


大雨の中、親子が急いで移動している図

まもなく全国的に梅雨の季節が始まります。今年は梅雨入りが早い可能性があり、降水量は「平年並みか多い」と予想されています。今後の情報に注意しながら、早めに対策を始めましょう。

PREPでは降水情報の通知を1mm/h以上から受け取ることができます。雨の多い季節に是非お役立てください。



出典

「令和4年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」(気象庁)


「よくある質問集 雨・雪について」(気象庁)

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