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突然の大雨に備えて

歩道に雨が打ち付けている様子


梅雨が明け、夏が来ると一般に「ゲリラ豪雨」と呼ばれる、突然の大雨が多くなります。

ただし、ゲリラ豪雨という言葉は気象庁では使われず、「局地的大雨」や「集中豪雨」と表現されます。ふたつの雨はそれぞれ以下のような定義で表されます。



局地的大雨

急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨。


集中豪雨

同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。



私たちが想像するゲリラ豪雨のイメージは、一時的にザッと雨の量が増えてまた元に戻る、「局地的大雨」が近いでしょうか。局地的大雨はただの大雨に収まらず、被害が発生することがあります。身を守るためにも、局地的大雨について知っておきましょう。


大雨の中、親子が徒歩で急いで移動している様子


大気の状態が不安定な時、にわか雨は局地的大雨になる


地表面近くの空気が温められると、空気が上昇し雨を伴う雲(積乱雲)になります。

通常は、雨量が多くないにわか雨となりますが、大気の状態が不安定な場合、積乱雲がさらに発達し、狭い範囲に短時間で強い雨を降らせます。

これが局地的大雨と言われる雨です。



局地的大雨被害の具体例 アンダーパスが浸水し、地下室にいた男性は水圧でドアを開けられなくなっている


局地的大雨にはどんな危険がある?


局地的大雨が降ると、特に水が集まり流れる場所(河川、渓流、下水管、用水路など)で急に増水して、危険な状態になる場合があります。

河川の近くや地下室、アンダーパス(地下道)などの周囲よりも低い場所にいるときは、こまめに雨雲の情報をチェックしたり、いざというときに安全な場所に移動できるように備えておけるのがベストです。



PREPでは、通知条件以上の雨が30分以内に降る場合、プッシュ通知でお知らせします。

通知する降水量は1、5、10、30、50、80mm/h以上の6段階が選べます。

少ない雨も降り始めを知りたい方は1mm/h以上、激しい雨の降り始めを知りたい方は5、10mm/h以上の設定がおすすめです。

急激に変化する雨に備えるためにぜひご活用ください。



【降水情報の通知設定の方法】

1. アプリの画面したメニュー「設定」をタップ

2. 「地点と通知」をタップ

3. 設定したい地点をタップ

4. 「気象情報」をタップ

5. 「大雨情報」をタップ

6. 「降水情報」をタップし、お好みの通知条件を選択



出典

「気象庁が天気予報等で用いる予報用語 雨の強さに関する用語」(気象庁)https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html

「局地的大雨から 身を守るために ―防災気象情報の活用の手引き―」(気象庁)http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/ooametebiki_main.pdf

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