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今、防災のために水を飲もう

人が水を飲んでいる写真


災害時は水が足りなくなるイメージ。それなのに、防災のために水を飲めとはいったいどういう意味なのでしょうか。

今回のテーマは「災害時の熱中症」です。


帽子をかぶった男性が蚊取り線香を焚いている部屋の窓際で水が入ったペットボトルをそばに置きながら制汗シートで体を拭いている図。


災害発生時は熱中症になりやすい


熱中症を引き起こす条件

・「環境」気温が高い、湿度が高い、風が弱い、等

・「からだ」高齢者や乳幼児、二日酔いや寝不足等の体調不良、等

・「行動」激しい運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況、等



熱中症を引き起こす条件は、大きく3つに分類されます。

蒸し暑い季節に災害が起きて、電気や水道等のライフラインが止まってしまうと、気温や湿度を調節したり、水分を取ることが難しくなり、3つの条件のうち「環境」や「行動」を満たしやすくなります。

つまり、普段は元気だから熱中症なんて関係ないよ、という健康な人も、熱中症になるリスクが高くなるということです。



水分をこまめにとって熱中症を予防しよう


普段も災害時も、熱中症を防ぐためには、まず脱水状態にならないこと、つまり水分補給するということが大切になります。

そのため、災害による断水に備えて飲料水をストックしておくこと、そして普段水を飲まない人は、飲み慣れておくことが大事です。

普段水を飲み慣れていない人は、水を飲む習慣を作る。もしくは水出しのお茶やコーヒーなども合わせて用意してみるのもいいでしょう。

※カフェインには利尿作用があるので、熱中症予防のためには水やスポーツドリンクを飲むことが推奨されています。



保存期限を確認して、ストックを循環させよう


すでに水の準備は万端!という方の中には、5年10年と長期間保管しておける保存水を用意している方もいらっしゃると思います。

この機会に改めて保存期間を確認してみましょう。そして、もし用意した水を飲んだことがない場合は、試しに飲んでみましょう。

保存水の中には普段飲み慣れている水よりも味にクセのあるものもあります。いざ飲んでみたら想像していた味と違い飲めなかった(飲みづらかった)ということにならないように、味を確認して自分に合った飲みやすいものを用意しましょう。


PREPでは「プラン」画面の防災用品リストで、必要な数量のグッズを消費期限と一緒に管理できます。こちらも是非ご活用ください。


男性がカップ麵、飲料水、救急用具を収納した棚の前で膝をつき、食料品を手に取っている図。


いざというときの備えとして、最低でも3日分の備蓄を用意することが推奨されています。1日に必要な水の量は3リットル程度なので、一人当たり9リットル、、、と考えると少しハードルが高いかもしれません。

まずは普段の熱中症予防にも役立つ防災のアクションとして

「水を飲む」を今から一緒にはじめてみませんか?



出典

「熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法」(環境省)

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