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プロフィール

登録日: 2019年12月17日

記事 (195)

2025年12月2日4
来年春から変わる気象庁の警報・注意報 ① 〜どう変わるのか〜
みなさんは、来年の春頃 ※ から気象庁が発表する「警報」や「注意報」といった防災気象情報のしくみが大きく変わることをご存じでしょうか。 具体的には、警戒レベルに対応する4つの警報・注意報を中心に、大きく変わります。 変更点の概要 まずは、現在の警戒レベルに対応する警報・注意報と関連する情報を一覧で見てみましょう。 そして下記が、体系整理による改善後の情報です。 表を見ながら、大きな変更点を順に見ていきましょう。 変更点① 警戒レベルの併記 まず、最も大きな変更点は警報などの名前に「レベル◯」というようにどの警戒レベルに対応するかが書かれることになり、どの災害種別でも横並びで危険度を知ることができるようになった点です。 変更点② 「危険警報」の新設 ①とあわせて大きな変更は、レベル5に対応するのは「特別警報」、レベル3に対応するのが「警報」、レベル2に対応するのが「注意報」と統一されたうえ、レベル4に対応する情報として「危険警報」という名前が新設されたことです。 これまで無かった名称なので慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、警戒レベルとの対応関係のほうが大事なので、レベル4=...

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2025年11月25日3
【BCP-PREP機能紹介】津波への警戒もBCP-PREPでまとめてチェック
弊社がサービスを提供する「BCP-PREP」は、 「災害対策止まりのその先へ オールインワンBCP」 を掲げるBCP活用ツールです。 今回のコラムは、BCP-PREPに追加された津波の情報に関するお知らせです。 あらためて「津波警報・注意報」とは? 東日本大震災をはじめ、大きな地震災害のときには話題になる津波警報・注意報ですが、改めてどんな情報なのか確認しておきましょう。 地震によって海底の地殻が大きくずれ動くことにより、津波は発生します。 このため、地震が発生した位置や規模から津波の推定の高さと到達予想時刻を計算し、それに基づいて、 ・大津波警報 = 予想高さ3メートル以上 ・津波警報 = 予想高さ1メートル以上 ・津波注意報 = 予想高さ20センチメートル以上 の各情報を発表します。 「数十センチメートル」と聞くと一見安全な高さに思えますが、そんなことはありません。 いわゆる普通の波(波浪)は風によって起きますが、津波は地面のずれ動きによって海底から海面までの海水が丸ごと動きます。 つまり、たとえ数十センチメートルであっても、凄まじい威力をもち、桁違いの「水のかたまり」がぶつ...

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2025年11月18日3
インフルエンザ流行期到来!感染症リスクに対応したBCPを考える
徐々に気温が下がって木々も色づくなか、インフルエンザの流行が進んできました。 11月13日時点で、宮城県・埼玉県・神奈川県・福島県・岩手県・東京都の6都県でインフルエンザ流行の警報基準を上回る数の患者が報告されています (1) 。 こまめな手洗いや、早めのワクチン接種なども検討し、予防につとめましょう。 一方、インフルエンザと比べると話題にあがらなくなったのが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)です。 新型コロナの感染症法上の位置づけが「2類」から「5類」に移行したのは2023年5月8日、すでに2年半が経過しました。「コロナ禍」が過去のものになりつつあるなか、改めて感染症と事業継続について確認しておきましょう。 感染症に対するBCPはなぜ必要か? 前回のコラム で情報セキュリティについてご紹介したときにもお伝えしたとおり、BCPで想定されるリスクは地震を中心とした自然災害が中心で、多くのリスクを網羅的にカバーした「オールハザード型BCP」(オールハザードアプローチ)の考え方はあまり浸透していないのが実情です。 現在(2025年11月時点)の読者のみなさんはご存じのとおり、...

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