阪神淡路大 震災から30年の節目を迎えて
本日2025年1月17日、阪神淡路大震災の発災から30年の節目を迎えました。
震災により亡くなられた方々へ改めて哀悼の意を捧げます。
多くの方が、大切な一日を迎えられていると思います。その方々との思いに少しでも寄り添いたいと考えています。
30年前の発災当時、私はソフトウエア開発会社でシステムエンジニアとして働いていました。会社には大阪支社がありました。時間の経過とともに地震、火災による被害の大きさが伝わってくるようになりましたが、本社と大阪支社との連絡がつかず、会社もたいへんなことになっていると、周りの様子で感じられました。幸い、会社では亡くなった人も大きな怪我を負った人もいませんでしたが、多くのPCが壊れてしまう等、事務所内の被害は大きかったようです。本社から何人もの社員が支援に向かったのは1週間も経ってからだったと記憶しています。
今、私はご縁があって防災とITとをつなぐ仕事をさせていただいています。そして、仕事の範囲をBCPへと広げています。多くの企業にとって、BCPは取り組んで当たり前と考えていただけるようになりました。ただし、その多くはホワイトボードを前に状況を手作業で確認するところに留まってしまっているように見受けられます。一社一社の事業の復旧が遅れてしまうことは、日本の経済やもっと豊かな将来像に悪影響を及ぼしてしまいます。少しでも多くの企業にBCPをデジタル化していただきたいのですが、私たちの発信する情報を届けることができず、力不足に申し訳なさを感じています。企業の経営者、総務・危機管理の担当者へ、BCPを実践できるものにするために、弊社の取組を知っていただきたい、そのような思いで、本日、震災から30年の節目を迎え、このコメントを発信させていただきました。
災害が起きても被害を最小限に食い止めることができる社会に、少しでも貢献できるよう、日々、精進して参ります。
2025年1月17日
アールシーソリューション株式会社
代表取締役 栗山 章
