東日本大震災から10年目を迎えて 

 今日、東日本大震災の発災から9年が経ち、10年目を迎えます。震災により亡くなられた方々へ改めて哀悼の意を捧げます。そして、被災されたすべての方に心からお見舞いを申し上げます。今なお復興の途上にある方には、1日も早く日常の生活を取り戻されることを願っています。
 
 発災から5年を迎えた年の3月11日、ゆれくるコールをご支持いただいている皆さまのご期待に応えるために、私は次の3つの取組を優先して実行していきますとお約束しました。
 
1. さらなる性能向上を図って通知に要する時間を短縮して、緊急地震速報を皆さまのもとにお知らせします。
2. 皆さまからお寄せいただいた「みんなの声」に耳を傾け、機能の改善や新たな機能を開発します。
3. 大地震が起きた時、安全・安心にお役立ていただく情報を発信・収集するサービスを実現します。
 
 これまで、社員一丸となってサービスの向上に努めて参りました。性能向上に取り組み、気象庁のガイドラインに準拠した通信速度を保証するプレミアムプランを開始しました。熊本地震の発災時には、被災地から寄せられたご要望に直ちに応えて、ユニバーサルカラーの採用、震度による通知音選択機能の追加を行いました。利用者の方へのインタビューやアンケート調査を実施させていただき、多くのご意見を伺いました。声優の方にご協力をお願いした音声案内や、日常の防災に役立つコンテンツを制作して配信するサービスも実施しています。

 震災から時が立ち、少しずつ防災・減災への関心が薄れ、日常の備えが疎かになっていたように感じていました。そのような状況の中、今、新型コロナウイルスの感染が世界に広がり、人々の心の中の不安を大きくさせています。もしもの時の備えが不足していたり、誤った情報に影響されたりして、買い占めによるモノの不足が生じて社会問題ともなっています。この出来事もひとつの「災害」なのだと思います。できるだけ早く、日常の生活を取り戻せることを願っています。同時に、今、そしてこれから、私たちにできることは何だろうと考えを巡らせています。

 

 私は、昨年、ゆれくるコールを大幅にリニューアルして、「情報を伝えるサービスから行動を促すサービスへ」と進化させていただきたいと、皆さまにお願いしました。まもなくリリースの予定です。被災時には、正しい情報を共有し、お互いに助け合うことで被害の軽減につなげることはもちろんのこと、日常においても防災への関心を呼び起こし、事前の備えへとつながる、そのようなサービスへ発展させます。

 

 最近でも台風や土砂災害による大きな自然災害が発生しています。防災・減災のことをいつも考えているのは、日々の生活の中では大変かと思います。皆さまに関心を持ち続けていただけるよう、忘れてしまった時に事が起きても安心・安全にお役立ていただけるよう、皆さまに寄り添うサービスへさらに進化するよう、日々、努めて参ります。

 

 震災以降、防災・減災の仕事で社会の役に立ちたいと、若い人たちが入社し、少しずつ知識を身につけてきました。この若い社員たちも一緒に力を合わせ、当時の思いを共有して、サービス、技術の向上に努めて参ります。引き続き、ゆれくるコールを始めとした弊社サービスをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 

2020年3月11日

アールシーソリューション株式会社

代表取締役 栗山 章