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緊急地震速報ガイドライン対応状況

気象庁では、受信端末の利用者が本来の利用目的に即して緊急地震速報を適切に利用できるよう、受信端末や配信方法を選択する際や、緊急地震速報を利用する際の参考となる事項について、「緊急地震速報を適切に利用するために必要な受信端末の機能及び配信能力に関するガイドライン」として取りまとめています。

​▼ 気象庁
「緊急地震速報を適切に利用するために必要な受信端末の機能及び配信能力に関するガイドライン」の公表について

弊社サービスの機能や配信能力について、緊急地震速報ガイドラインへの対応状況の公開・説明をしています。 
​詳しくは以下をご覧ください。
 

端末や配信の選択

◆ 気象庁が緊急地震速報(予報)を発表してから端末が報知を開始するまでに要する時間がトータルで1秒以内のもの。

気象庁から緊急地震速報(予報)を受信してから1秒以内に配信処理を終えるよう、システムを構築しています。ただし、配信の対象となる端末が200万台以上と多数になる時は、1秒以上掛かる場合もあります。
また、配信サーバーからインターネットを介して、通信・放送事業者の提供する3G、4G、WiFi等の無線回線、もしくはインターネット回線を経由して各端末に通知するので、この間に1秒以上の遅延が生じる可能性があります。

◆ 気象庁から端末まで配信をとぎれさせないような十分な対策をとっているもの。

気象庁から緊急地震速報(予報)を受信にあたっては、リアルタイム地震・防災情報利用協議会と弊社の間の通信は一般的なインターネット回線を使用しています。
また、配信サーバーからインターネットを介して、通信・放送事業者の提供する3G、4G、WiFi等の無線回線、もしくはインターネット回線を経由して各端末に通知するので、端末の置かれている状況によっては、通信が途絶え、通知を受けられない場合があります。

時刻の誤差が常に±1秒以内となるよう時刻合わせしているもの。

配信サーバーではNTPサービスを利用して時刻合わせを実施しています。
利用者の端末に関する時刻合わせは端末の設定に依存します。配信サーバーで計算したゆれの予想到達時間を通知するので、端末の時刻に誤りがあっても誤った時間を表示する等の支障は生じません。

配信・許可事業者によるサポートが充実しているもの。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
サポートサイトに問い合わせフォームを設け、Facebookページでもメッセージを受け付けています。寄せられた問い合わせについては、すべてに回答しています。
また、機能と使い方を説明したチュートリアルページを用意し、アプリから確認することが可能です。

 

端末や回線等に対して施す措置

◆ 耐震固定等地震の揺れへの対策を推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
配信サーバーは、神戸、新砂にある耐震構造のデータセンター内に設置してあります。利用者の端末については、端末の使用方法に依存します。

無停電化を推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
配信サーバーは、神戸、新砂にあるデータセンター内に設置してあり、無停電化を図ってあります。利用者の端末については、端末の使用方法に依存します。

サーバーから端末までの回線は常時接続できる回線を使用することが必須。

リアルタイム地震・防災情報利用協議会と弊社の間の通信は一般的なインターネット回線を使用し、常時接続していることを監視しています。神戸と新砂の通信も一般的なインターネット回線を使用し、常時接続していることを監視しています。
また、配信サーバーからインターネットを介して、通信事業者の提供する3G、4G、WiFi等の無線回線、もしくはインターネット回線を経由して各端末に通知するので、端末の置かれている状況によっては、接続されていない場合があります。

予想した猶予時間による報知

◆ 猶予時間がない場合でも報知させることを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
猶予時間に関わらず、緊急地震速報を通知します。

猶予時間+10秒程度は安全確保を促す報知を継続させることを推奨。

気象庁から緊急地震速報(予報)を続けて受信した場合、緊急地震速報を通知します。
端末は緊急地震速報を受信した時、チャイム音2回を鳴らし、画面に身を守るためのメッセージ(頭をしっかり守ってください、等)を表示します。2回のチャイム音とメッセージの表示により、安全確保を促しています。

予想した震度による報知

◆ 端末利用者が必要とする設定震度を超えたときに報知させることを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
利用者が端末に設定したしきい値を超えた場合に緊急地震速報を通知します。

精度情報等による報知

◆ 複数観測点のデータに基づく緊急地震速報(業)で報知させることを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
複数観測点のデータに基づく緊急地震速報(業)である場合に緊急地震速報を通知します。

深発地震についての緊急地震速報(業)による報知

◆ 深発地震では正確な震度の予想は困難なことから報知させないことを推奨。
ただし、深発地震でも経験的に大きな揺れが観測される東日本の太平洋側のような地域では、報知させる選択もある。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
震源の深さが150キロメートル以上である場合には緊急地震速報を通知しません。
地域に応じて通知することはしていません。

報知の内容

◆ 最初にNHKチャイム音を用いた報知をさせることを推奨。

チャイム音はNHKチャイム音を含む8種類から選択可能で、利用者が端末に設定した音を再生します。

◆ 予想した震度や猶予時間については具体的に報知させないことを推奨。
ただし、端末利用者が緊急地震速報(業)の誤差や技術的限界について理解していれば、具体的な予想震度、猶予時間を報知させる選択もある。

利用者に対して、サポートサイトやよくある質問で緊急地震速報の仕組みやゆれくるコールのサービス内容を周知した上で、予想震度、予想到達時間を表示しています。

緊急地震速報(業)で報知を行った後に同一地震または別の地震について提供される緊急地震速報(業)による報知

◆ 予想した震度または猶予時間を報知している場合は、予想した震度が大きくなる場合または猶予時間が短くなる場合に報知内容を変更することを推奨。それ以外の場合は、報知内容は変更しないことを推奨。

気象庁から緊急地震速報(予報)を続けて受信した場合、予想震度、予想到達時間を計算し直して、しきい値を超える端末に対して緊急地震速報を通知します。

キャンセル報の扱い

◆ 報知した緊急地震速報(業)に対してのキャンセル報が提供された場合は、キャンセルされた旨を報知させることを推奨。

キャンセル報は通知していません。
キャンセル報が提供された場合、ゆれくるコールの「震度マップ」、「一覧」、「地震詳細」の各画面で、該当の地震に『取り消し』の文字を赤色で表示します。

◆ 報知しなかった緊急地震速報(業)に対してのキャンセル報は、報知させないこと。

キャンセル報は通知していません。
キャンセル報が提供された場合、ゆれくるコールの「震度マップ」、「一覧」、「地震詳細」の各画面で、該当の地震に『取り消し』の文字を赤色で表示します。

試験

◆ テスト報を受けて行う端末の試験の実施を推奨。

テスト報を受けて行う端末の試験は実施していません。
緊急地震速報の訓練の日を利用して、手動により全端末に訓練のお知らせを通知しています。また、端末に訓練に参加すると設定している端末には訓練報を通知しています。

◆ 普段はテスト報を受けても端末が動作しないように設定しておくことを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
配信サーバーはテスト報を受けても端末には通知を行いません。

訓練

◆ 端末が持つ訓練機能による報知または訓練報を受けての報知を見聞きしての訓練の実施を推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
端末にはデモンストレーション機能を用意しています。
また、緊急地震速報の訓練の日を利用して、手動により全端末に訓練のお知らせを通知しています。端末に訓練に参加すると設定している端末には訓練報を通知しています。

◆ 普段は訓練報を受けても端末が動作しないように設定しておくことを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
配信サーバーは訓練報を受けても端末には通知を行いません。

配信・許可事業者への連絡

◆ 配信・許可事業者に利用方法等について連絡することを推奨。

ガイドラインの推奨の通りとしています。
サポートサイトに問い合わせフォームを設け、Facebookページでもメッセージを受け付けています。利用者が連絡、相談を寄せるための窓口として周知しています。

上記の緊急地震速報に関する予報は、気象業務法第 17 条第1項の許可を受けて弊社サービス内で利用しています。

▼気象庁
予報業務の許可事業者一覧(地震動)

[補足]
・サービス内で提供する緊急地震速報は、気象庁の緊急地震速報とは異なる予想結果となる場合があります。

・地震動(長周期地震動階級等)の予報で、任意の周期の絶対速度応答スペクトルの値や任意の周期帯の絶対速度応答スペクトルの最大値の予報を行う場合は、予報を行おうとする指標に予想誤差が含まれます。
・地震動(長周期地震動階級等)の予報は構造物の振動の予報とは異なります。

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